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2011-11-21

いけばな講座

(6)テーブル花
いろんな角度から見てもOKないけばなを早速実践してみよう

用意するのは、大小の器と、お好みのお花

器は食器でもコップでも何でもいいOK

こうやって大きい器に小さい器がすぽっと入る組み合わせを探してね
これは、花の挿し込み口は狭い方がいけやすい、からだよ
つまり小さい器は花留めの代わり
小さい方は器じゃなく、キャンドルとか大きさがちょうどいいなら何でもOK
だけど、水の中に入れてもいいもので、水に浮かないものを選んでね

先週の四方正面の花、第六応用を真似するよ
それなぁに?という方はクリックしてね
1本目の花は大きな器の高さと口の広さを足した長さより長めにして
2本目はその四分の三、3本目は2本目のさらに四分の三の長さに切る

その3本を上から見て、それぞれが三等分の位置にくるように入れよう

そのとき、できれば1本目(長)の横から見た角度を15度(少し垂直に立てる感じ)
2本目(中)の角度は45度、3本目(短)は75度(かなり手前に倒れる感じ)になるように・・

3本の長さと角度がばらばらの方が表情に幅ができるからだよ

1本目(長)と2本目(中)の位置を逆にして、
 1本目(長)を45度、2本目(中)を15度にしてもいいよ
 最初のは立真型で、後者は傾真型っていうんだよ

後は隙間に残りの花をバランスよく入れるだけ・・・それが難しい?

以下のポイントを参考にしてね
残りの花は、最初に入れた3本の先端を結んだ位置よりも低くするとバランスが良い
器を時々くるくるっと回転させてどの位置からもきれいに見えるか確認しながら入れていく
好きなようにいれていいけれど、均一に入れるのではなく
 集まっている部分と少し隙間のある部分を作ったり、
 花の向き、花の高さを変えて、場所によって変化をつけよう
花は下向きにならないように注意しよう
 ただし、花によっては下を向いている方がいい感じだったり、
 頭が重くてどうしても下を向いてしまうのもある
 その場合は無理に上を向かせなくても良い
横を向いたり、後ろを向くのはOK
 あらゆる角度から見るのだから、どうしたって横向きや、後ろ向きも必要だよ
 後ろ向きが並んでいたり、横向きだらけにならないように、混ぜ合わせていくといいね
長さも高いのや低いのが混ざり合っていると自然な感じに
中央の小さな器を少し隠すように内側にも花を倒すようにしよう

さぁ、できたかな
>トルコキキョウ、カーネーション、アスター

くるくる回すと・・・・

器の向きによって表情が変わる、これが草月流いけばなのテーブル花だよ
上から見るとこんな感じ

いつもと違うお花の飾り方としていかがでしょう
チャレンジしてみてね


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COMMENT:
AUTHOR: ママ先生
DATE: 2011/11/22 12:37:08 AM
修行蛙さん こんばんは生け花講習めちゃくちゃ嬉しいし 分かりやすいですこのやり方なら私にも出来ると思いますまた教えてね~簡単なやつね
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COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2011/11/22 12:42:04 PM
>ママ先生 さん
コメントありがとうございます
剣山とか水盤とか専用の道具を使ったり
決められたカタチ通りにしなくては、
「いけばな」じゃない・・・なんてことはないんですよぉ
もっと気軽にいけばなを楽しむ方法、もっと紹介できるようがんばります

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