
誰かが慌しくお城前を駆けて行く足音がした時、王様の頭の中には、
大きな俎板下駄が空から、ぶら下がっていた。けれども、その俎板下駄は、
足音の遠退くに従って、すうと頭から抜け出して消えてしまった。そうして眼が覚めた。(※)
王様はいま穴の底にいるよ


新宿高島屋での草月いけばな展、浅草かえるアート展と
テンション上がりまくりで上ばかり向いてぴょんぴょん飛び跳ねていたら
足元をよく見るのを忘れてしまったようだよ


石に躓いて、転がって、すってんころり すってんてん 穴の中にすっぽり・・・・

でもね、穴の中も悪くないよ

おむすび追いかけて穴に落ちたおじいさんだって
インディ・ジョーンズだって穴の中を探検したよ

王様の冒険の書はいま開かれたばかりだよ


まずは底からだねっ
冒頭の(※)までの部分は、夏目漱石の「それから」だよ

「門前」→「お城前」、「代助」→「王様」
底からのスタートする新しい冒険のひとつはね
また花器を作るんだよ



今度はどうしよう・・・・まったくアイデアが浮かばないよ

しかし、後には引けない・・・だって、穴の中は狭いからね

そして王様のお尻は大きめだからねっ



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COMMENT:
AUTHOR: Ben2
DATE: 2013/07/05 05:03:07 AM
修行蛙さん、おはようございます。
おぉ~。今度は陶器ですか~。
うちの奥様も少々遊びでやっておりますよ。
どの土を使うか、釉薬は何を使うか、釜は酸化か還元か…ずいぶん奥が深そうです(穴が深いかな??

大変そうですが、楽しそうでもありますね~。
頑張って下さいね~


漱石ですか~。そんなにたくさん読んでません…「それから」も読んだ記憶がないです


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COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2013/07/05 06:19:23 AM

今度挑戦する陶器の方は・・・まぁ、あれですよ、あれ(どれ?)
おっしゃるほどの穴は掘りません
その話の続きはまた・・・


漱石はわたしもあまり読みません

単に「そこから」を掛けるために引っ張り出してきただけで~す


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COMMENT:
AUTHOR: りょうま
DATE: 2013/07/05 06:26:46 PM
「それから」突っ込もうと思ったらもう書いてありました(^^;
映画で松田優作が一言
『姉さん、私は好いた女が あるんです』と言ったのを
ずいぶん昔に見てかっこいいと思い
大人になって映画を見直して
初めてストーリーを知りましたw
(大人の物語でした(笑))
今回の記事。
BGMは『上を向いて歩こう』あたりでどうでしょうか(笑)
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COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2013/07/05 07:32:13 PM

上を向いて歩いているとまた穴に落ちちゃうよ・・・
あ、もう落ちてたっけ


へぇ~ 松田優作の映画ですか・・・見たことないかも
「それから」は大人の物語ですよね
中学生の頃に読んだのですが
さっぱり記憶に残ってなくて、大人になってから読み直しましたよ

映画も観てみたいですね~
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