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2012-02-06

いけばな講座

(17)花家族
初めてお花を飾るとしたら、一輪挿しって手軽かなぁ・・・
だから、今日は一輪挿しに挑戦・・・って思ったのだけど、実は一輪挿しって一番難しい・・・
シンプルなものほど難しいよねぇ・・・例えば卵焼きのようなもの
卵焼きって誰でも簡単に作れるけれど、作り方によっておいしさも様々だよね
「花が美しいからといって、いけばなのどれもが、美しいとは限らない」
これは、草月流創始者の勅使河原蒼風先生の言葉で、草月五十則の第一則だよ
花を自然の中から切り取ってきて、野山にあるときよりも美しくいけられないのなら、いけばなとしての価値はない・・・ということなのだけど、
もっと簡単に言えば、
自然の中できれいに咲いている花をわざわざ切り取ってきたのだから、
きれいにいけてあげた方が、花だって喜ぶし、見る人もうれしくなるじゃなぁい
ってことさぁ

そうなると、説明も見本もわたしに上手にできるか自信がなくなってきた・・・
・・・とまぁ、うまくできないエクスキューズ(言い訳)をたくさんしたところでっ
いよいよ本題だよ

一輪の花と真剣勝負もいいけれど、練習だからたくさんいけよう
一輪挿しのファミリーを作ろうか
花にファミリーヘンなのぉ~
え~そうかなぁ花にだって家族がいたっていいじゃなぁい
だって、ひとつの器でひとつの作品・・・なんて決まりはない
一輪挿しでシリーズ作品にしてみよう

コップの種類や大きさを変えて、それぞれのコップに別々の花をいれて三人家族
デルフィニューム、チューリップ、カーネーション

同じコップに同じ花だけど、背の高さを変えるなど変化をつけて六人兄弟
カーネーション

こうやっていくつもいけてみると、ひとつひとつの花を見比べて、違いをよく見る練習にもなるんだよぉ
いける時も、花の高さ、花の向き、花の位置、水の高さ・・・いろいろ考えるポイントがあることに気がつくかな
複数の器でひとつの作品にするときは、器を置く位置(前後左右)、器と器の距離でも変わってくるから面白いよ

窓辺に並べてもいいし、階段の一段一段に置くのもいいし、廊下に点々と並べるのもいいね
(足元に置くときは、蹴飛ばさないように注意が必要だけどね

一回でたくさん一輪挿しの練習ができたから、次は一輪の花と真剣勝負もいいかもね

チューリップ

それにしても・・・花よりもカエルの方がやたら目立つ写真のような気が・・・

上手に見本が作れなかったから、カエルでごまかそうとしているわけじゃないんたよぉ
(深層心理ではごまかそうとしていたのかも
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COMMENT:
AUTHOR: くま(ちゃん
DATE: 2012/02/06 11:39:24 PM
こんばんは。
一輪挿し、口がひろい入れ物だとうまく立たないし、
最初からうんと短く切るには、
私の中のもったいないばあさんがでてきちゃうし、
難しいと思ってました!
さっそくチューリップ真似します~。
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COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2012/02/06 11:51:23 PM
>くまちゃん、こんばんは
まさに!いろいろ気にし始めると一輪挿しって難しいって気づきます
でも、一輪挿しにだって、いろんなバリエーションがあってもいいはず
本当は長くいける一輪挿しも試したのですが、バランスがうまく取れなくて・・・
もっと研究してからご紹介しますね

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