こんばんは、いけばな講座「Let’s いけばな」の時間だよ


先週は花型のひとつ「基本立真型」をご紹介したのだ

花型というのはね、初めていける方がいけかたを勉強するためのものだよ

草月は基本的に個性を重視するから、型通りそっくりにいける必要はないんだよ
でも、自由にいけていいよ、といわれると子供はのびのびいけるけれど
大人の人だと逆に迷ったり困ったりしてしまうんだ
だから、カタチを真似て練習するんだよ

先週の「基本立真型」で、「主枝」と呼ぶ三本の柱でカタチを作ったのだけど
その角度にびっくりした人もいるかな


写真だと角度ってちょっと分かりにくいので、
今日は角度をカエルことで見え方がどう違うのか、キクを使ってみてみよう


一本目の「真(しん)」は手前に15度

ふむふむ・・・

二本目の「副(そえ)」は手前に45度

おや、キクの花がまん丸になってよく見えるようになったね


三本目の「控(ひかえ)」は手前に75度

これはかなりキクの花が目立つね
花が目立つ代わりに茎はあまり見えなくなったよ
どうだい?角度によってずいぶん印象も変わったでしょ

この三本をあわせて、ちょっと左右に開くようにすると・・・

「基本立真型」の骨格ができあがったよ

三本のキクが表情豊かに感じないかい


横から見るとこんな感じだよ


最後に「従枝」をいれてみよう

「従枝」は「控」に使った黄色のキクをさらに短くして隙間にいれて・・・

あれ・・ちょっと黄色の印象が強すぎるね・・・

でも、カタチとしてはこういうことだよ
こんな風に、角度や向きをカエルとどう変わるかを学ぶのが花型なんだ
いやぁ~、いけばなっておもしろいね~


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COMMENT:
AUTHOR: 銀爺
DATE: 2013/01/24 12:00:37 AM
はい、先生! びっくりしました。
こうして現物を見せていただくと大胆な角度で
花の見え方が全く変わるということがよく分かります。
しかし、全くの弩素人なものですから知らなかったのですが
生け花にも型ってあるんですねえ。
武道の型なら知ってたのですが・・
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COMMENT:
AUTHOR: bunko
DATE: 2013/01/23 11:22:08 PM
こんばんは
少しずつなのでとてもわかりやすくて、嬉しく思っています。
覚えたつもりでも忘れるので、きょうはメモしました。
ご教示、ありがとうございました
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COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2013/01/24 01:06:37 AM

メモまでしていただいて、ありがとうございます

お役に立てましたでしょうか


またbunkoさんのいけばなも見たいなぁ~

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COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2013/01/24 01:13:03 AM

ブドウの・・・じゃなくて、なるほど武道

武道も型を真似して勉強しますよね~
いけばなにも型あるのですよ

古い流派だと、特に・・・・
展覧会だとその型をお披露目するのも大切らしく
同じ型のいけばながたくさん並ぶ・・なんてこともあるみたいです
草月では型は練習の時だけなのですが
型を学ぶと自然にいろんなことが分かるようになるのですよー


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COMMENT:
AUTHOR: Ben2
DATE: 2013/01/24 05:57:18 AM
修行蛙さん、おはようございます。
なるほどなるほど…単体で横から見ると変な感じですが、正面から見ると、花を真上から見たのと同じになりますね(^-^)/。
従枝が入ると、確かに土台がボリューム出て安定して見えますね。
また近所のお茶屋さん覗いてみます~。
そうそう、会社に行く途中の商店街でもショーウィンドに花を置いてる店を見つけましたよ。こちらも楽しみです。
最近はカエルさん探しだけでなく、お花も…ブログのウイルスですかねぇ…σ(^_^;)。
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COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2013/01/24 12:51:42 PM

お花って結構あちこちに飾ってあるのに
そこにあることに気づく人は少ない・・・ということはよくありますね
そのくらい周囲に自然な感じで溶けこんでるのかもしれませんが・・・
ウィルスではなくて、Ben2さんがいろんなことに気づける人だからだと思います
あぁ、そうか・・と感心してもその場限り、という方も多いと思いますよ
いろんなことに興味を持てるBen2さんは本当に素晴らしいと思います


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