ディアボロはおそらく品種名かな
アメリカテマリシモツケ、アメリカコデマリとか呼ばれるバラ科の落葉低木
初夏に白い手毬状の花も咲く・・というけれど、もう実になっていた
その実がかわいらしかったので選んだのに、実のついた枝をたくさん切り落とすことになり、ちょっと悲しい
そのまま捨ててしまうのがかわいそうだから、実だけ集めて小さないけばなを作った
このぐらい小さくて量があると、がしっとすべての枝を束ねるようにつかんで、ずぼっと器にいれてもだいたいいい感じに仕上がる
だけど、いけばなをたしなむ身としては、それだけじゃあね
花器のふちから花材が全体的に広がるのではなく、
花器の中で根元が細く一箇所に見える方が引き締まって見える
花材で隙間を全部埋めつくさず、
器のふちが見える箇所を残すと空間の広がりができてくる
上記の点を気にしつつ、一本ずつていねいに差し入れていく
先日、茜家元が
フラワーアレンジメントは足し算、いけばなは引き算
とおっしゃっていた
花材を使って、花材も何もない空間をつくるのがいけばな
何もない空間だから、いける人、見る人がさまざまな想いを浮かべることができるんじゃないかなぁ
花は大切にすること、花は惜しまぬこと
(草月五十則第二十三則)
切るのを惜しむのでなく、切り捨てた部分でまた違う作品を仕上げればいい
小さいので洗面台と玄関に飾った
さりげなく、ちょこんと花があるとなんだか楽しい
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