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2011-06-05

貧弱からの脱出

先日、家元研究科でいけたわたしのいけばなは、担当講師の先生に
みすぼらしい(がーん
と言われた

今月の担当講師は石川龍先生


あの方はとても古い先生よね

とはわたしの親先生のお言葉

ちなみに“親先生”とはいけばなを基本から指導していただいた先生のこと
その親先生も指導を受けたことがあるくらい、石川龍先生は長く指導されている という意味での”古い先生”
頭が古いわけではない
(石川先生の作品はちょっと古風な感じだが、洗練されていて素敵だ)

「俺だって昔からこんなに年寄りだったわけじゃない」などと冗談交じりの講評はとても楽しいし、豊富な経験からのちょっとした技術説明もとても勉強になる

わたしのいけばなに対する講評の全貌はだいたいこんな感じ

線が伸びやかな割りになんだかみすぼらしい
きれいなウツギなのに葉を整理しすぎたのがみすぼらしく見える
枝がシンプルなのにチースが多すぎてバランスが悪い

石川先生に修正していただいたのを再現したのが2日前のこれ

(家元研究科でいけたときと花器が違うから印象はだいぶ違う)

わたしが最初にいけたのよりはましだけれど、それでもまだみすぼらしいか・・・

もはや切り落としてしまった葉を増やすことはできない
違う花材を足すことも考えたが、
まずはカタチを変えて、ひとつの方向に葉を集めてみた
サクラウツギ、ハイブリットチース
みすぼらしさから脱出できたろうか・・・

花材について
サクラウツギの花、とってもかわいい
チースの花と色も形も比較的似ているので合わせたらかわいいの×2ではと思って組み合わせた

一般的に“スターチス”というものだと思っていたけれど、石川先生に「昔はこういうのはみんな”チース”って言ったよな」と言われた

チースの方が主でスターはおまけなのだろうか
たとえばスプレーマムはスプレーした感じに枝分かれするマム(菊)のように、星型チース・・とか(Staticeと書くらしい
今回のチースはハイブリッドチース
何がハイブリッドかよく分からないけれど、とにかく茎がすごく細くてやわらかい
他のチースよりも繊細な印象になるのと、編みこむなど多様な使い方ができる

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