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2018-09-10

跳んで富山(前編)

金曜の朝、会社のスケジュール表を見て驚きのあまり思わず声がでてしまった
「あれ?わたしは月曜休みなのか?」

そうなのだ、夏休み2日目である(夏休みは3日取得できる)
いつを夏休みとして申請していたのか忘れていたのである
忘れていたからスケジュールを確認したのだけど、まさか月曜だったとは・・

いつもがんばらない王様だけど、金曜は特にがんばらないつもりだったから、
5時になって急にバタバタしたけど、なんとかぴょんと逃げ出し
気の合う同僚と飲み会で大いに笑って笑った
王様の夏休みの開始である、うむ

翌日土曜日はご近所で親しくしてる方の飲み会へぴょんと跳び入り参加
ゲコの王様が2日続けて飲み会だなんて・・これも夏休みだからなのだな

飲み会に行く前に録画した先週のアートシーンを見ていたら
気になる展覧会が・・・11日まで? 富山?

カタカタカタ <富山って日帰りできるのか! よし行こう!

まぁ、冷静に考えるとそんな高い交通費をかけてまで行くほどのことか・・
と思わないでもないが、もうね、夏休みのテンションなの、わかんないけど
今年は特に何の予定もなかったし、そもそもいつ夏休めるのか・・
という感じだったから頭がちょっとバカになってんだな
( ゚∀゚) 富山行こうかアハハハハノヽノヽノ \ / \ / \←こんな感じ

ただし、朝起きられたらね(これ重要)
起きたよ・・起きられたよ・・・
そして、ぴょんと新幹線に跳び乗ったのだ

 日本海だ・・
そんな感じなので天気予報も見てなかった
ピーカンで暑いのは関東だけだったのだね・・・
新幹線で関東を離れたらどんどん天気が怪しくなる・・雨なの?
富山に着いた時はまだ降ってなく、
駅で傘を買うかどうか迷ったけど買わずに美術館に
前衛いけばな 鬼才 中川幸夫 生誕100年

『生誕100年 中川幸夫−連繋のかたち−』楽翠亭美術館

ちなみに草月の人ではない
元は某流派に属していけばなを勉強していたらしいけど、
自由に活動するため離れたらしい
流派には属さず、一人のアーティストとして活動したのだよ

富山のチューリップ栽培で球根を太らせるために花が咲いたらすぐに花びらを落とす
その落とされたチューリップの花びらを変貌させて、
まるで肉、まるで血のような作品を生み出した(右の写真の作品はカーネーションを使用)
あまりにも衝撃的な絵面だし見ていて心地よいものでもない
だけど、なんでこんなもの作ったのか?って気になって仕方なくて見入ってしまう
壁に飾ってあった中川幸夫の言葉を見てさらにびっくり・・
「花と対話できる心でありたい」
この気持ちってたぶんほとんどのいけばな作家の気持ちと同じだと思うのだ
同じ想いでもこんなに表現の形が変わるのか
いけばなっぽい作品もあるし、花の汁を使った墨絵のような作品もある

楽翠亭美術館は日本建築をそのまま利用した美術館なので
畳の上に座ってじーーーーっと作品を眺めることもでき
非日常の不思議な良い時間を過ごせたよ
観に行って良かった、とは思うけれど
往復の交通費代の価値はあったかと聞かれれば、「ない」って答えると思う
でもね、常に対価を求めるのもどうかと思うんだ
無駄なことほどおもしろい、って思える時もあるもんさ
ーーーどしゃぶりの雨を眺めながら王様語る(美術館にいる間に雨に変わった)

つ、強がりなんかじゃないからねっ

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