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2018-05-20

今週のいけばな

今週は花ショウブのいけかたを自分の復習も兼ねて説明するのだ
まず完成版がこちら
花ショウブ
(この写真だけは外部サイト「フォト蔵」を使用しているのだ・・クリックすると「フォト蔵」に飛ぶのだ、表示されてない場合はクリックしてみてね)
花ショウブ、ドウダンツツジ
説明が長くなるので折りたたむね
それでは詳しい説明は続きをどうぞ

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まず、花ショウブはふたつ花がつく
最初に花開く方を手前にしていけるのだよ
外側にくるっと回ってる方が第一花
第一花の真ん中を手前に向けて、なるべく垂直になるようにいける
茎は曲がっていることもあるので、
あくまでも花の真ん中の線が垂直になるようにするのがポイント

葉のバランスが悪いものは葉組みと言って、
一度ほぐして長さなどを調整してまた一組にするのだけど
自然の状態でも美しいのでなるべく葉組みせずに使用すると良いのだ

葉先はくるんと丸まってるのが分かるかな?
くるんの部分は爪と呼んだり、剣先と呼んだりするよ
一番長い葉に向かって他の葉の爪がくるんとしているのが分かると思う
これは葉組みをするときには絶対守らねばならない・・・

そして、葉には裏表がある
葉の真ん中にすーっと1本、線がある方が表、複数の線が見える方は裏

別の言い方すると、葉脈のたてじまが浮き上がっている方が裏、逆に膨らんでいるのが表
葉組みをするときはこの裏表も揃えなくてはならない・・・
葉をバラバラにすると分からなくなりそうだ・・
葉の根元の方は袋状になってるのでバラした葉はその袋に収めていく作業も必要なのだよ
やはり葉組みはなかなか高度な技だ

束になったままで観察するポイントはまずは根元
根元の方を見るとまん丸ではなく、片側が膨らんでて、逆側は少しくぼんでいる
膨らんでいるのが表でくぼんでるのが裏
それと、葉を水平にした時に自然に下がる面とあまり下がらない面とある
下がる面の下側が裏で、あまり下がらない面の下側は表


さぁ、花と葉のことが分かったところでいけてみよう

花ショウブは水盤など浅い花器にいれて水面を広くみせていけるよ
まずは花からいける
ある程度長さがあった方がよいので、あまり短く切らないように注意
花をいれたら、その花の前後に葉を入れていくよ

葉の方が花よりも低くなるように長さを調節して、
葉の表面を花に向けるようにしてサンドイッチ
花の茎が隠れるように気をつけつつ手前に入れて、次に後ろにも入れる水平にした時に葉が下がる面が裏と説明したように、
花を囲んで自然と葉先が開くようになるようにいけるのだよ

二本目の花は更に後ろにいれる
そして、また、その後ろに花に向けて表を向けて葉を入れる
二本目の花に手前には一本目の花の葉があるので既にサンドイッチされてるけれど
少し奥行きを出すようにして少し角度をつけて横に葉を入れたり
一番手前にさらに葉を入れて、葉がたくさんある方が自然な感じになって良いね

花は横向きに咲こうとしていたり個々に表情が違うので
花の位置、葉の位置はその時の花材を良く見てバランスを整えていく必要があるよ

そして最後に枝物で動きを出していく
花ショウブの場合、枝物はあくまでも脇役なので、
花ショウブが引き立つようにいれていこうね(自分に向けて言ってるw)

いけかたの説明はだいたいこんな感じなのだけど・・
ちゃんと先生に言われたことを書けたかな(間違って覚えてたりして!?)

花ショウブはね、花はそれほどでもないのだけど
葉が特に高いのだよ、お財布的に・・・
花屋さんにも発注して取り寄せないと入手できないみたい
5月の節句に合わせていけたいと思ったら、
その2週間くらい前に予約しないとならないらしい
断られた経験アリ・・・(´・ω・`)
というか、直前でも大丈夫って一回言われたのにダメだったのだよ(;´Д⊂)
次は絶対予約する!!

最初にも書いたけれど花ショウブの花は2つ
1つめの花がしぼんだらそっと取り除いてあげると2つめの花が開いてくるよ
この時、花の向きが逆になるので、いけなおしてあげるのだ
忘れるなよ、王様!! はっ、はい!!

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