昔は行儀見習いとして何かしなくちゃいけなくて、
たまたま草月のいけばなをすることになったからここまで長く続けられた
というお話をうかがった
わたしもたまたま勤め先の華道部が草月流だった

そして、親先生に出会った

草月でなければ、この親先生でなければ、長く続けなかったと思う
とおっしゃる親先生は教えることにあまり熱心じゃなかったという
もちろん、いいかげんな指導をしていたわけではない
そんな言い方をするのは理由がある
過去には会社の華道部のような団体への指導はいくつかしたこともある
そこでの生徒さんが会社を辞めるときは口々に
「今度は先生の教室に習いに行きます」
と言うけれど、実際に訪れてきた人はいなかった
自分で華道教室を開こうとするほど熱心な生徒はひとりもいなかった

とやっぱり少しさびしそうだった
わたしは会社の華道部から先生の教室に通うことになった初

わたしも前職を辞めるときに、
と挨拶をし、連絡先をいただいたにも関わらず、すぐに連絡しなかった

いけばなは続けたかったし、社交辞令ではなく本心からそう思っていた
それなのに、連絡しなかったのは、先生の人柄を知ってはいても
個人宅へ伺っての華道教室はやっぱりなんだか敷居が高かった

時間が経つほどにその敷居はどんどん高くなっていった


それが一年後に、後輩が会社を辞め、すでに親先生の自宅の教室に通い始めたと聞き、その後輩に頼み込んで仲介してもらった

だからわたしは二番目である
親先生の元でのびのびと自由にいけばなができたおかげで、こうして長く続けることができた

あとは、恩返しとして華道教室を開く初の生徒になるしかない



暑さで花がすぐにダメになってしまうので、たまには安いサービス花束ではなく、デパートなどに入っているような高級

と会社帰りにデパートに寄ったら、
切り花コーナーが縮小され、鉢植えばかりになっていた

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