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2021-02-14

春キラキラ

家元研究科に行ってきたよ

普段は受付順に席が決まるのだけど
講師の先生から、人数が少ないから好きな場所に移動して良いと言われたのだ

窓際(ブラインドを閉めれば背景が白か黒の単色にできるので写真映えする)が人気
王様は周囲の人がサーーっと移動して周りがいなくなったので
移動しなくてもいいや、と思って、その場でのびのびいけさせてもらったよ

まんさく、と、ねこやなぎ、の枝もの2種
ねこやなぎ・・くろめやなぎと書いてあった気がしたけれど
もふもふ具合がねこやなぎな気がするので、ちょっと記憶違いな気がしてきた

いける前に花材の確認をしてみると
まんさくは枝が立派だけど、花が咲いてるのが三本のうち一本しかなく
一本はつぼみのみ、もう一本は全部咲き終わった状態
ねこやなぎは、棒状の部分が長くて枝分かれしてる部分は少なめ
うち一本のみ枝別れも多くて立派
という状態だったのだ

せっかくだから大きくいけるつもりで、ちょっと高さのある投げ入れ用の花器を選択
ただし、口は小さめなので、あまりたくさくは入らない
花器の重さはあるので、長い枝を支えるのには十分

そこで、花のない、まんさくの枝を逆さにして使うことにしたよ
春キラキラ

もふもふのねこやなぎの芽がまだ冬の名残
ねこやなぎの枝の線の乱れは春一番吹き荒れる感じ
その中で一点集中な花いっぱいのまんさくが、生まれたばかりの春
春色一箇所なところでキラキラ感を表現してみたのだ

つぼみしかなかった、まんさくの枝は未使用
逆さにしたまんさくの枝、ほぼ花器の上に乗せているだけだし
他の枝で支えてもいるけど、ワイヤーなどで留めてないから
枝を増やすたびに動いて何度もやり直した

だったらワイヤーで留めてしまえば良かったのだろうけど
ワイヤー使うと却っていけにくくなることもあるし
わざとらしくなることもあるし、今回は使わずにやりたかったのだ

講師からは、その逆さにしたまんさくの枝が良いと言っていただいたのだ
写真ではあまり分からないけれど、枝の流れをそのまま利用してるので
ふくらみがあるのが面白いと・・
ただ、そうなると、右上のねこやなぎの曲線が
あまりにも自然で、あまりにもきれいすぎる・・・
もっと荒々しい感じの方が合うかもしれない、と言われたよ

確かにねこやなぎの曲線きれいだからと思って、そのままにしたけれど
作品全体の感じからすると、そこだけ別物になっているかも

大きくいけるのが割と苦手だったのだけど、
今回は楽しくいけられたし、苦手脱出できたかな・・・うむ

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