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2020-01-26

サプライズ

土曜日の午後に家元研究科に行ってきたのだ

今月のテーマは「花もののみでいける」
花木かと思った人もいたみたいだけど、草花のみである


花木なら、折り曲げしても水を吸い上げる力のあるものもあるので自由度が高いけど
草花だとそうはいかない…そういう意味では難しい

単調にならないように、色、線、花の形、葉の形、どこかしらポイントを作らねば

まったく思いつかないので、花材選びの時は好みの花を選んだ
薄黄色のガーベラ、かわいいパステルカラー
これに合わせて黄色くて八重で花が小さいチューリップ
それと、白のデルフィニウム…もしかしたらラクスパーかもしれない
両者は植物学的には別物だけど両方まとめてラクスパーと呼んでたりするらしい

花材はいつも2杷なのだけど、今回は3杷
草花の方が枝ものより単価が安いものが多いからなのだろうけど
ちょっと得した気持ち(実際には同じ料金払ってるから全然得してない)

話がそれるけど、花材は出入りの花屋さんが用意してくれた中から
自分で選ぶことができるのだけど、受講料に含まれてる花代の金額は常に一律
しかし、花材の値段はまちまちなので、トータルで足がでないように
単価のたっか〜い物と安いものと混在している
だから、たっか~い花材を選ぶとお得だったりするのだけど
まぁ、そういう観点で選んでるわけではないし、
たっか~いものは数が少ないから早いもの順で取れないことも多いんだけどね
たぶん、今回選んだ花材はやっす~い部類のものばかりだなw

教室にはたくさん花器があるので、毎回使ったことのない花器と思っていても
なかなか使いきれない、しかも時々増えるからね
今回は茎がそんなに太くないし、重量もあまりないので、
普段なかなか選ばない小さめの花器から選んだ
花色に合わせて黄色っぽいやつ

デルフィニウムは黄色い花の引き立て役のつもりだったけど
背が高いので短くしてしまうのはもったいない
かと言って長いまま立たせようと思っても立たせる工夫が必要だし
ただ長いものが突っ立てるのもつまらないし・・・と考えた末がこんな感じ
花もののみ
(写真は外部サイト「フォト蔵」を使用しているのだ・・クリックすると「フォト蔵」に飛ぶのだ、表示されない場合は「フォト蔵」がダウン中なのだ…)

合格カエルが花器のほとんどを占めてしまったので、カエルなしバージョンも

デルフィニウムは茎をひねって曲げた
ひねったので折れてはいない、だから水は吸う、たぶんね…

講師の先生に言われたのは、
デルフィニウムの茎を折った部分を見せるのか隠すのか
中途半端な位置にチューリップがあるのでどちらにするかハッキリさせた方がいい
ということだったので
写真を撮る前に直角になった茎が見えるように少し調整したよ

ちょっと第六応用花型っぽくいけた
第六応用なら上から撮影した方が良いのだけど
壁際がカバン置き場になっててカバンが写り込んでしまうのと、
故あって(下で説明)撮影時間があまりないので
とりあえず2枚撮影するのが精一杯だった

家元研究科は研究する場だ
失敗して折ってしまっても、どのくらいの力加減で折れるのか経験する場
と考えればいい
すぐにダメになってしまういけかたでも、この時間だけ保てばいい

とはいえ、終わったらすぐに捨てるような使い方したくないし、
良い状態で持ちカエルしたい、とか思うと足が、というか手がすくむよね
そんなんだから、なかなか上達しないんだなぁ、うむ

他の方の作品を見てると、そんなことしちゃうの??
それ大丈夫?(1時間後にはダメになるんじゃない?)
とか思ってしまうようないけかたもたくさんあったけれど、
出来上がった作品はすごく素敵だったし、
花ものといえども可能性の広さに驚いた

これで驚くのはまだ早かった

写真撮影はすべて終わってから、片づけの時にするので普通は時間があるのだけど
今回は、講師の先生の総評の前に「撮りたい方は今撮ってください」と言われたのだよ
撮影終わって、さて、総評・・・かと思ったら、
「まだ時間があるのでもう一作いけてもらいます」

な、なんだってーーー?!

使った花材はそのままで、使った花器は隣の席へ移動させる
つまり、隣の人がいけた花器を使って自分の一度使った花材でいける
しかも制限時間は10分!

花器が変わればいけかたも変わる、いや、変わらざるを得ない!
わたしの隣の人が使用した花器は口の広いガラス花器だ…
何か工夫すると言ってももう短く切ってしまったチューリップでは…
出来不出来はともかく、なんとか制限時間内でカタチにした自分を褒めたい

簡単に拝見します、と講師の先生が一巡してきた時は
「こうなりましたか」とだけだったのは
この花器は柄が独特なので使い方が難しいのだよね…
お隣の方の最初の作品の講評の時にもそんな話をされていたので
あれがこうなったのね、という単なる感想というか…

これは遊びのようなものだけど、研究の場だからサプライズをしてみましたとのこと
参加人数が多く時間が足りなくて出来なかった回もあったらしいから
今日はサプライズ付きで良かった良かった

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