そういう話ではなくて、普通の壷、花器の話なのだ

今日はお稽古の日でね、あまり得意でない壷いけにチャレンジしたのだよ
壷は剣山を使わない
しかし口は広いので留めるための工夫が必要だ
それがちょっと苦手な理由(´・ω・`; )
いろんな方法があるけれど、今回は二本の枝の根元の方を割ってかませる方法でいけたよ
枝を割るからそれなりに太い枝でないと難しい
花材で太い枝がとれるのは・・・むむむ?
今日の花材では太い枝があまりなかった・・もしや選択ミス?
それでもなんとか二本太い部分を使って留めたのだけど微妙に短い気がするし
そこから先どういけたらいいのか、さっぱり分からなくなってしまった・・・( ̄ロ ̄lll)
一応仕上げてから先生に正直に「さっぱり分からなくなった」と伝えたところ
「花が真ん中に集まってるのが良くないんじゃない?」と言われやり直し
花の高さを変えてあちこちに散らばしてみたところで再度先生に見ていただいたら
「もっと暴れた方がいいわね・・」
と言われて直されたのがこちら
(写真は外部サイト「フォト蔵」を使用しているのだ・・クリックすると「フォト蔵」に飛ぶのだ、表示されてない場合はクリックしてみてね)

トサミズキが輪のようなアウトラインになっているので
その輪の中に満遍なくきれいに納まってると行儀良すぎておもしろくない
中央は空けて、ツゲの塊をやや右寄りにして、花も右に集めた(先生が)
これはこれでいいけれど、最初の二本の枝の向きを変えるとだいぶ印象が変わるはず
もう一回いけてごらんなさい・・・
久しぶりにいけなおし指示発動である
枝の向きねぇ・・わたしも最初にそれを考えたのだけど、
どうも納まりが悪い気がしたのだよ・・・
「ちょっと貸してみて、こっちじゃなく、こうよ」
魔法の手の発動である
自分で試した時は納得できなかった枝の向きが、先生の手に掛かるとまるで違う
後は簡単である(さっきと同じようにいけたからね・・)
両手を広げたように左右に枝が分かれるより、
枝があっちこっち向いてた方が動きがあっておもしろい
二本の枝を輪のようにしたくなるけれど、それだといつも同じになってしまう
な、なるほど・・・今日は目から鱗
分かってるつもりでいたけれど、やっぱり分かってなかった
あるいは、忘れてしまっていた
いつも同じ、平凡ないけばなになってる気がしていたのは、そういうことなんだな
枝の向きを変えたら、短いと思った枝がだいぶ長く見え、前よりも大きくなった感じ
どこを見せるかはもっとよく考えなくちゃ・・なのだ、うむ

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