ハイレベルな日

火曜いけばなである

 

何も考えてなかったわけではないが、
とりたてて考えていたというほどでもない
考えていたのは
「小さな花器でもこじんまりしてない作品にしたい」
ということぐらいなのだ

口が小さいから、あまりたくさん入らない
いや、待てよ、
今日の花材は水を飲ませなくてもいい（ドライになる）のもあるじゃないか
全部が花器からスタートしなくてもいいのだな・・・ふむふむ

ソテツが大きくて作品にうまく取り入れられないな、どうするかな
ボキッ（折れる音）やっちまった…
これならこれで…ボキッ、ボキッ…いや、ダメだorz

いっそ半分に切ってみるか
しかし、それをどうしよう…
ボキッ　（またもや）やっちまった…
これならこれで…ボキッ、ボキッ…あ、今度はなんとなく良いかも

という感じで生まれた作品である

 

「素材に導かれた」
「素材と対話した」
「素材に元からあったものを取り出した」
などと、カッコつけて言えば良いのかな、うむ

それに花を入れたら、
　花だけ普通で他の部分の良さをダメにしてる
とダメ出しされてやり直し

ちょっと直されたけど、なんとか合格を貰えた
・・・そんな感じだったのに、その後やけに褒められたのだ、英語で

なんで英語かと言えば、日本語が得意でない方も教室にいたからなのだ
その方に向けて解説していた言葉は本人に向けた言葉以上の内容だったので
王様びっくりびっくり

「ハイレベル」というお褒めを頂いたよ
めでたし、めでたし、うむ


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