今日のテーマは「ガラス花器にいける」
ガラス花器は陶器とは表面が違うのでいけた時の印象が変わるのはもちろんのこと
つるつるしているため花材を留めるのが難しいとか
透き通ってるものも多いので花器の中の見せ方も考えなくてはならないとか
注意点がいろいろあるのだよ

受付前に花材と花器を行ったり来たりして構想をねるねるねるね・・zzz



いろいろ考えるけれど結局何も思いつかないのだよ、困ったね
とりあえず最初にキレイな色だなと思った、黄色のトウガラシを花材に選んだ
・・が、何と合わせようか???
困ったときは自分の中で扱いやすいと思ってる花材を選びがち・・・
フトイならどうにかなるかな・・と思ってフトイを選んだ
次、花器を選ぶ
黄色の線が入ってる花器があるといいなと思ったけれど、イメージに近いものはない
それなら四角、それも正方形ではなく長方形な透き通ったものがいいかな・・
そして出来上がったのがこちら(エヘン)
(写真は外部サイト「フォト蔵」を使用しているのだ・・クリックすると「フォト蔵」に飛ぶのだ、表示されてない場合はクリックしてみてね)

我ながらキレイにできたと思う(エヘン)
トウガラシの黄色がキレイだったので水に沈めてみようと思ったのだよ
でも水に沈めるだけではつまらぬ・・透明なのだから水の向こう側も見えるよね
というわけで、半分沈めて半分外に出した
これで花器の縁に引っ掛けて固定もできた
フトイはよく見たら緑一色ではなくシマシマ、縞フトイだったので縞のきれいなものを選択しつつ
入れていくのだけど・・これが水にぷかぷか浮いてしまうので位置を決めるのが案外難しかった
それでもこだわりにこだわって、線の始まりというか終わりは
バラバラにならないようにある程度揃えたのだよ(エヘン)
花器の上にでる部分は単調にならないように高さや向きに変化をつけて・・
・・とか、説明が多すぎるかな


「ねぇねぇ見て見て、これこんなに苦労したの、どんな苦労か聞きたい?」
みたいな押し売りはあまりよろしくないのだけど、
「写真だけ見てくれたまえぇ、後は好きなように解釈してくれればいいのさぁ・・」(花輪くんの口調で)
というのは王様のスタイルじゃないのだよ、すまないねぇ
上のくどくど説明した内容をすっかり忘れてもいいけれど、
ちょっと頭の片隅に置いてみるとまた違って見えるかもしれない真横からの写真
トウガラシの沈める深さは先端の緑の実が底につくかつかないか程度
底の方に黄色が少なくて黄色が上ばかり多くない?と友人に指摘されたけれど
真横から見ると結構ばらけて入ってるよね
テーブルに置いてある作品を立って見ると上ばかりに集まって見えるのだね
これはガラス&水マジックだろうか?
沈めたトウガラシは1本だけなのだけど、短く切った枝も沈めて隙間を埋めたつもり
でも浮いちゃうんだよねぇ・・
まぁ、個人的には底が少なく見えてもいいかなとは思ってる
疎密になってて良いんじゃないかなぁ・・・ダメ?

家元の講評は
「トウガラシと縞フトイがつながってるように見える、構成が良い、キレイですね」
自分の構想に最後までこだわった甲斐があったね、やったね
最後に上から覗いた感じ
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2 件のコメント:
どこからがトウガラシでどこからフトイなのかわからない(ºωº)!
そこがいいのね~。
ガラスの花器だと涼しげだし、なぜか縦縞の浴衣を着た美人がアタマに浮かびました(*゚▽゚)ノ
暑かったからねー、涼しい作品にしたかったので
涼しくできて良かった良かった
直接見ると茎の表面が違うのでフトイとトウガラシの区別はつくのだけど、何本も使ってるとごちゃごちゃした感じになるので
線の終わりと始まりをなるべく揃えたのですよ
それも涼しそうに見える工夫のひとつってわけです
ふふふんのふん♪
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