
(ちょっとくさいけど

ハラニラで思うのは、母のこと
あいまいな記憶になるけれど、
母の葬儀の日、庭には白い花がたくさん咲いていた、
という気がする
なんとなく、それはすずらんだったような気がするのだけど、
すずらんを庭に植えようと思ったけれど全然根付かない、
と母が言うのを聞いたことがあったから、
庭にすずらんはなかったはず
庭にまわって参列者は焼香をするようにしたので
もしかしたら、葬儀社の人がすずらんの花鉢を置いたのかもしれない
父に聞いて見ても知らないというし、本当のことは分からない
翌年庭の端でたくさん花を咲かせているハナニラを見たときに
すずらんじゃなくて、あれはハナニラだったのかな
と思った
すずらんじゃなくても、
毎年あの日と同じように白い花が咲いている
まるで母をしのぶように・・・
とハラニラを見るといとおしくなる
ちなみに実家の庭のハナニラはその後、
裏のおうちのお庭から進入してきたドクダミの勢力に負けて
ほとんどなくなってしまいました

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