
師匠は複数のいけばな教室を持っているので合同研究会
テーマはふたつ、「剣山なしで水盤にいける」と「ミニアチュール」から選ぶ
わたしは「ミニアチュール」を選択した
ミニアチュールというのは、二代目家元が好んでいたもので
小さな器に小さな花をいける・・・というイメージしかなかった
二代目家元の作品は写真でしか作品を拝見したことはないけれどとても美しい
でも、自分でやるとしたらどうしたら良いのかさっぱり分からない・・

ミニアチュールは5個以上の複数の器を組み合わせてひとつの作品にする
そもそも小さなきれいな瓶とか1個くらいはあっても複数なんて持ってない
それが今回は花器を作ることから始めるという
これはやるしかないでしょ、うむ

作ると言っても一から作るわけではなく、
わずかな量でもいいので水の入る小さな器を準備する
普段捨ててしまっているような、瓶の蓋、ペットボトルの蓋だって良いのだ
それに扱いやすいアルミの針金を巻きつけて花器を作るのだよ
説明を聞いたのは1月前で、それからは何を使おうか、わくわくしながら探したよ
王様が持っていったのは、
チューブ、しょうがチューブの蓋、コーヒーミルク・ガムシロップの器、ペットボトルの蓋・・・ほとんどゴミ?
それじゃあ、あんまりなので、ガラスの小瓶とクリームの入ってたガラスの瓶(+蓋)も持って行ったのだ
先生のデモンストレーション&説明の後、
針金を巻きつける工作をして、OKをいただいてからいけた
針金は飾りになるだけではなく、高さや角度もつけられるのがおもしろい
いける時はただ花を短くしていれれば良いのではなく
小さな花器でひとつの小さな世界を作るのだ・・・
植物をよく観察して、花びら、めしべやおしべ、実、葉、どの部分を使うか考える
使う植物が大きすぎてもいけないし、量が多すぎてもいけない
複数花器でひとつの作品にするので、板や敷物の上に配置するのだけど
整列させるのではなく、個々の空間を考えて配置しなくてはならない
そして完成したのがこちら
(写真は外部サイト「フォト蔵」を使用しているのだ・・クリックすると「フォト蔵」に飛ぶのだ、表示されてない場合はクリックしてみてね)
左側アップ


右側アップ


オンシジュームの花は黄色が色として強いので大きな花びらは全部とって小さいのだけにした
ナデシコも花びらを半分とった
トルコキキョウもそのままだと大きいので花びらと葉のみ使用した
後は小さいのでそのまま
花びらを取ることでめしべ・おしべの形のおもしろさに視点を合わせられるなど
普段とは違うおもしろさがあったのだ
花びらをむしったりするのは気が咎めるし、もったいないと思ってしまうので
少し古くなったもののキレイな部分を使うと良いかもしれないというお話があった
なるほど~
正直言ってこんなに楽しいとは思ってなかった
大変勉強になったのだ
花器も工夫して作れることが分かったので、
使わなかった材料でまた別の花器を作ってみたいし、
普段いける時に切り落として使わなかった部分とか
終わりかけの花などをミニアチュールにしたら
ムダもなく最後まで楽しめるね、試してみよう♪

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