解析ツール

2017-11-18

お隣さんから

昨日は家元研究科に参加してきたのだよ

今月のテーマは「自由花」なのだけど実際には「自由ではない自由花」
今月の講師はいつも何かしらの刺激というか、ストレスを加えてくる人なのだ
いつも通り、受付順(つまり早く来た順)で花材を選び、花器を選ぶ
いつもならこの時点でどういう作品にするかのイメージを膨らませるのだけど
だがしかし・・・この後講師から何を言われるか分からない・・・

家元研究科は金、土、月とそれぞれで2回ずつ開催されていて、
各自の都合で参加する日時を選べるのだけれど、
先に受けた友人からネタバレになるから教えないと言われていたのでね
ちょっと覚悟をしていたのだよ(現時点ではすべて終了したからもうネタバレにならない)

きっとまたとんでもないことを言われるに違いないから、
いっそヘンな花器を選んでみようと思って使ったことがない不思議な形の花器を選んだよ
ふふふん

いつもなら花材と花器を選んだらいけはじめて構わないのだけど
今回は講師の話を聞いた後に一斉にいける・・・

そして発表になったのは「左のお隣さんの花材をひとつ頂戴する」というものだった
自分で選ばない花材・・というテーマとちょっと似てる
ひとつは自分で選んだ花材、ひとつはお隣さんが選んだ花材の組み合わせで
最初に選んだ花器でいける(花器の変更は不可)

わたしが選んだ花材は今まで使ったことのないウィンターベリー
オレンジの実がかわいいから選んだ
とモンステラ

ウィンターベリー取られたらいやだなぁと思ったけれど、
右のお隣さんもウィンターベリーだったのだ
自分で選んだのと違うものにしなくてはならないから、モンステラがお隣に行き
わたしは左隣さんからモミジをいただいたよ
今回の花材
この時点で作品イメージはまったくなかったので、
モンステラがモミジになっても全く支障がなかったけれど・・・

それにしてもそれにしてもどういけようか

とにかくヘンテコな花器
剣山は入れられるけれど、底が平らじゃないこともあり剣山なしにすることにした
ヘンテコを強調したいから
まずはウィンターベリーの実のついてる先の方を切り落とし
ポキポキ折り曲げてカタチを作った
それが花留めにもなるのだ、うむ

せっかくのウィンターベリーだから、1本だけ実のついた枝を残しておいた

モミジはふんわりとてもきれいな葉と枝ぶりだったけれど
ヘンテコ×ナチュラルよりはヘンテコ×ヘンテコと徹底した方がいいよなぁ・・

モミジも先端の良い感じの部分は切り取りパツンパツンに
ウィンターベリーの枝は茶色でモミジの枝は緑
この色の差もおもしろ・・・・おっと時間切れなのだΣ(°д°lll)

たいしたことしてないのに、決められた時間があっという間に終わり
もう少しモミジの葉の量とか全体のバランスとか調整したいと思っていたけれど
できなかったyoyoyoyoyoh!

家元研究科(2017年11月)

意外なことに講師からは「おもしろいね」と・・(*゚∀゚*)

素直に時間が足りずやりきれなかったことを申し出たら
「いや、でも、やろうとしてることは分かる
 これが効いてるね(中央にあるモミジの赤い部分を指しながら)
 茶色の枝と緑の枝の対比になってるのもいいし
 水面を見せてるのもいい」

どうやら余計なことをする時間がなかったのが幸いしたようだ・・・

ただひとつ、
一箇所残したウィンターベリーの実は「もうちょっと減らした方が良い」と
7~8粒だったのが4~5粒になった

最後の全体の講評では、
   みんな欠点ばかり見て、悪いところを直そうとするけれど
   もっと長所を見るべきだ
というお話があったのだ

確かに、
あれも気になるこれも気になると手を加えて結局ダメにしてしまう、
ということもあるよなー

今回は講師の難題に苦しめられたというよりも
自分の力で自分に挑戦できたという感じがして、
なんだかとってもすがすがしいのだ
うむ

にほんブログ村 花・園芸ブログ 生け花・華道へ
にほんブログ村 

2 件のコメント:

しょう さんのコメント...

ストレス加えてくる人w大変。
でもそれが勉強になる。。むしろやりきった感あるかも。( ´ ▽ ` )確かに。

そういう気持ちになること、普段の生活ではなかなかないなあ。
習い事っていいね!(私は何にもやってないけど。やりたい気持ちはあるのよ。)

ピョントル(修行蛙) さんのコメント...

三ヶ月に1回くらいの頻度なのですが
いろいろ考えるなーと思いますよ>ストレスの元
それがイヤで出席しない方もいるようですが
どんなことでも楽しまなくちゃというツワモノも多くて
へこたれていられないですねー
普段の生活でのストレスはイヤになっちゃうのに不思議ですよねー