
さて、草月いけばな展での王様の作品だよ


漂白ミツマタはこの状態で販売されているもので、王様が着色とか何かしたわけではないよ
ミツマタの皮は和紙などに利用されるので、蒸して皮を剥ぐ工程でこの状態になるらしい
ちょっと検索した限りでは・・


漂白するのはどうも剥いだ後の皮で本体は漂白してないっぽい・・??
というか、この工程でのメインは皮なので後は残りかす・・??
皮を剥いで漂白しようとした工程で残ったミツマタの略と言って良いのだろうか??
既に乾燥していてとても軽いのだよ
これをボンドで貼り付けて四角くしたものを組み合わせて構成
そこに以前も使ったゴムボールを結わえ付けたり、
テグスという釣り糸みたいなものでぶら下げたのよ
ゴムボールは穴を開けて中にデンファレの花を入れてある
このゴムボールは以前も使ったので今回2回目の登場
水漏れしないし、針金などを通すこともできるし、軽いし、見た目もきれいだし
作品の上の方に花を入れる時に便利だなぁととても気に入ったのだよ
今後も登場するかもね

ミツマタの方の作業は「ちょっと作ってはボンドが乾くのを待つ」の繰り返しなので
なかなか進まずいつ終わりが来るのか間に合うのかとドキドキしたのよ
おまけに接点がちょっとしかないから取れやすい

練習でいろいろ触ってる間に崩れて接着からやり直しになる・・
最後は諦めて本番でカタチ作ろうと思って練習するのを断念
大き目の箱を作ったものの、運んでいる間、あるいは箱から出す時に
きっと壊れるものもあるだろうな・・と覚悟していたら
やっぱりいくつか壊れてた(;´∀`)アハハ...
いざとなったら現場でボンド付けして乾くまで洗濯ばさみで抑えて一晩そのまま
翌朝のお手入れのときに洗濯ばさみを取り除くことも考えてたのよ
でも・・・
壊れたままでももしかして使えるかなぁ・・と組み合わせたら
きちんと留まったのでそれで良しとした(ゝω・)v
事前にかっちりとした組み合わせ方を決めておかなかったから逆に良かったのかも
しかし、この作品、いけばなしてるしてないに関わらず
知り合いからは口々に「かわいい」と言われたよ
これはもう隠そうとしても隠し切れない
作者自身の「かわいらしさ」がでてしまうのだなー仕方ないなー
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
・・とか言ってる場合じゃなくて
「かわいい」には得てして「幼さ」も含まれているものだから
わたし自身の未熟さの現れでもあるんだろうなぁ・・・(´・ω・`)
実際、わたしとしては、今回、
自然素材だけれども加工済みのミツマタを「人工的」に四角にカエル
そこにゴムボールという「機械工業品」を組み合わせ
無機質でクールな格好よさ
を目指したつもりだったのだ・・・何がいけなかったんだ???
いや、まぁ・・いけないってことじゃないんだけども


そういえば、展示期間がハロウィンに近い日だったのだから、
ゴムボールだけじゃなく1個くらいカボチャをぶら下げておけば良かったかなw
これ考えていた時にはそういうことまで気が回らなかったのよねー
なんだか今後の課題がいろいろ見えてきた・・・かも
「花は、私になる。」が今回の草月いけばな展のテーマだったのだけど
無意識の中の「わたし」を花が語ってくれた気がするよ
そうそう、今回もたくさん差し入れをいただいたのだ
どうもありがとうなのだ
