(5)四方正面の花
先週に続いて今回も正面以外にいろんな角度からの視線を意識するカタチを紹介
今日のカタチは第六応用傾真型
草月では、“真(しん)”、“副(そえ)”、“控(ひかえ)”と呼ぶ三本の中心となる枝(=主枝と呼ぶよ)でカタチを作る
一番長い枝の“真”が手前に大きく傾くのが傾真型
第六応用は基本傾真型がベースで、主枝の長さや角度は同じだけれど、挿し口が変わる
(第六応用には立真型もあるけれど、傾真型の方がわかりやすいから傾真型でっ)
向きが120度ずつ円を三等分するように開く
これが「四方正面の花型」と呼ばれる所以
剣山の位置は中央を避けて縁よりの位置にする
作品に変化をつけ、水の広がりを作る
傾真型では “真”は手前に45度傾ける
“副”は15度に傾けるのだけど、手前ではなく、後ろに傾ける
“控”は75度傾ける
正面
右
後は前後左右どこから眺めてもよいように、すきまのないように花を入れていく
すきまなく・・・といっても、均一にするのではなく、高低や角度を変えて変化をつける
出来上がったのはこれ・・・と披露する前に
またしても花材を使いまわしたせいで、とても分かりにくいものになってしまった
実物を見ている分にはそれほどではないのに、写真にすると・・・
一番分かりやすいのは上からだったので、まずは上から
正面・・・
右から
左から
後ろ
どこから見ても同じではなく、どこから見ても正面にするのであって、角度が変われば別の表情になるように変化をつけていくのがポイント
次回はもっと分かりやすい見本を作ります
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