(1)鋏の使い方
いけばなの道具というと、一丁の鋏をさす
剣山や花器は時にはなくてもいけばなはできる
鋏なしでいける、ということも考えられるけれど、剣山や花器よりも鋏はやっぱり重要だ
いろんな形の鋏はあるけれど、草月ではこういう、”わらび手”という形のものを使う
あ
・・・すこしさびさびなのは、見逃してください
これ1つでちょっと太めの枝でも結構切れる
工夫次第でさらに太い枝も切れる
鋏の奥まで枝を差し込んでぐっと力を入れて切る
このとき、指を間に入れないように注意
結構な力が加わっているので、指を挟むと確実に血豆になる----->
通常、枝を切るときは空中で切る
太い枝や固い枝の場合、切り落とす方とは反対側を机の上に置き、鋏と反対の手で押さえつけて切ると、力が入りやすい
力だけに頼らない方法としては、鋏を枝の周囲をぐるりと回すようにして、じんわり切るのも太い枝には有効的だ
この方法だと、固い枝の場合、周囲の皮しか切れない
だけど、鋏を置き、手で両側を持って力を加えると折ることができる
折ってしまうと切り口はやや汚くなるけれど、剣山に刺すのであれば気にしない
太い枝の場合、ちょっとずつ切るというのもひとつの手だ
鋏の奥まで枝を差し込んで切るのは力がいる
そうではなくて、鋏の先端の方で枝の側面に切り口をつけていく
ちょっとずつ切って、少し細くなってきたら鋏の奥まで差し込んで切る
ぐるりと回し切り、ちょっとずつ切り、は、使っていくうちに経験として、あるいは他の人の使い方を見て真似して、身につけたものだ
だから、もしかしたら正しい鋏の使い方ではないかもしれない
でも力が足りない時には工夫して使うことも必要だ
鋏は使うほどに自分のものになる
いらなくなった材料を細かく切って、切る勉強を重ねて重ねて・・・自分の手の一部となるようにしよう
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