キレイだねと言われたから得意記念日

今年最後の家元研究科である

王様業ではない方の仕事がなかなかアレで
金曜日に休みをとって夕方からゆったりとした気持ちでいけばな…
というのが出来なくなっているのだよ(´･ω･`)

朝も始動が遅れがちなので、午後から参加
まぁ土曜の午前は参加者多めなので、ちょうど良いのかな

今月のテーマは「自分で選ばない花器と花材をつかって」
受付順に席が決まるのだけど、席に既に花器が用意されているのだよ
花材は受付の時のくじで決まる

花器も花材も普段は自分で選ぶのだよ
早いもの順なので狙ってたものが選択できなかったというのはあったとしてもね

まったく自分で選べないこのテーマは年に一度はやってくる
しかし、今回は丸水盤または投げ入れようの筒型の花器のどちらかしかなかった
どちらも基本花型で使うようなシンプルなもの
それはそれで何か試されているような気がしなくもない・・・

わたしのくじは、ハンノキとボケと枝もの2種
そして席には赤い丸水盤・・・これは！(ﾟДﾟ)ﾊｯ

剣山無しでやれと言われた気がしたのである

ええ、おまかせを・・なにせ剣山無しは得意なので
ハンノキもボケも折りだめができるので、自在にカタチも作れるので楽勝楽勝...
楽勝…ら、らく…ｼｮｳ? (ﾟДﾟ)?!

最初の3本が安定しなくてちょっと苦労したが
力の加減なのか、ふとした時に立った

立ったよ、立った、クララが立った！

全然立たないと思ってる時にふっと立つとこんな気分になるのは
昭和脳だから仕方ないw

立ったら立ったでもうこれ以上手が入れられなくなる
しかし、これで完成とは言えないから手を入れるしかない

下枝が少なく長さのあるボケは、スッと立たせるようにして
実がアクセントになるハンノキは下の方でもしゃもしゃと…

もしゃもしゃをちょっと強調するように枝を追加して、
全体の粗密のバランスを調整、うむ、これでいいかな

でもね、いけはじめた時の「剣山無しは得意」という気持ちが
いけてる間にだんだんしぼんできてしまったのだよ
これって立たせるのが精一杯なだけで、たいして良くもないのでは？

（写真は外部サイト「フォト蔵」を使用しているのだ・・クリックすると「フォト蔵」に飛ぶのだ、表示されない場合は「フォト蔵」がダウン中なのだ…）

そして、いよいよ、講評である

家元がわたしの作品の前に立ち、最初の一言が「綺麗ですね」
わたしに向かって（マイクを通さずに）言ってもらえたのだよ、ヤッタネ

 

手前のハンノキの流れが素材の特徴が出てるし綺麗
 

ということで、結論としては、

剣山無しは得意なんで！( •̀ㅂ•́)و

ちょっとハッタリ含みつつも胸を張って言おうと思う、うむ

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