(4)隙間の埋め方
こんばんは、いけばな講座「Let’s いけばな」の時間なのだ
今日は花型のひとつ「基本立真型」の最後の仕上げだよ
はい、まずはおさらい
真ん中の長めの枝「真(しん)」は手前に15度傾ける
次に長い左の枝「副(そえ)」は左手前に45度傾けて
その次に長い右の「控(ひかえ)」は右手前に75度傾けるよ
・・・・あれ?なんだか様子がヘンだね
先週のとだいぶ印象が違うけれど、これもちゃんと基本立真型なのだ
ネコヤナギは手で曲げクセをつけることが出来るんだ
曲がった枝の場合は根元と枝先を結ぶ直線をイメージしていけるんだよ
今日は、ここから先、足元の隙間を埋める方法だよ
足元を見てみよう・・・剣山が丸見えなのだ
剣山を隠すように隙間を埋めたいな
そうだ 手前にぐっと花を倒したら剣山が隠れるよ ほぉら
でも、右側から見ると・・・
ありゃりゃ・・・やっぱり丸見えなのだ
隙間を埋めるのは短くした花だけではなく、
こうしてキクの葉を茎についたまま短くして使うのだ
葉っぱだけだと水を吸わないので、必ず茎についた状態にするよ
挿す場所は、真・副・控の主枝を角にした三角形の内側になるようにしよう
主枝に対して、この隙間を埋める花材のことは従枝と呼ぶよ
従枝は主枝と間違われないように、主枝よりも短く・・・
これも例外はあるけど、その説明は省略するよ
右側から見て・・・
左側から見て・・・
剣山が目立たなくなれば完成だよ
完全に隠れなくてもいいのだよ、目立たなくなるくらいで良いのだ
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COMMENT:
AUTHOR: Ben2
DATE: 2013/01/31 06:11:19 AM
修行蛙さん、おはようございます。
ヘェ~、葉っぱと茎だけのモノも使うんですか…?。普通に考えると捨ててしまう部材の気がしますが…σ(^_^;)。
剣山を隠すためですか。ヘェ~ヘェ~ヘェ~(トリビアの泉風σ(^_^;))なるほどねぇ…です。
葉っぱは茎が付いてないと水を吸わないって知りませんでした。いやいや勉強勉強_φ(・_・。
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COMMENT:
AUTHOR: 銀爺
DATE: 2013/01/31 01:23:31 AM
わーい、タダで御稽古してくれる日だぁ~
というくだらない話しは置いといて。
なるほど、剣山はこの様に隠すのですか。
全体を見るととてもすっきり、部品が少ないように
思えるのですがしっかり中身は詰まっているのですねえ。
重みを感じます。
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COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2013/01/31 12:40:56 PM
< Ben2さん、こんにちは
キクの葉っぱもきれいなので使います
でも、花はたくさんありすぎてごちゃごちゃしてしまうこともあるので
葉っぱだけの茎や短くした枝なんかは足元の引き締めに使いますよ
葉っぱだけでも水を全然吸わない訳ではないと思いますが
茎なしだと腐るか枯れるかのが早いです
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COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2013/01/31 12:36:38 PM
< 銀爺さん、こんにちは
わぁ~い ってわたしが言うことではないですね
写真にはどうせ剣山なんて写らないのですけど
いけばなは生で見られることの方が多いので目隠しの技は必要ですね
・・・といっても、流派によっては剣山も見せちゃうところもあるのですよ
裏方的なものはなるべく見せないのが草月の考え方なので隠しマース
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