(3)角度のおさらい
こんばんは、いけばな講座「Let’s いけばな」の時間だよ
先週は花型のひとつ「基本立真型」をご紹介したのだ
花型というのはね、初めていける方がいけかたを勉強するためのものだよ
草月は基本的に個性を重視するから、型通りそっくりにいける必要はないんだよ
でも、自由にいけていいよ、といわれると子供はのびのびいけるけれど
大人の人だと逆に迷ったり困ったりしてしまうんだ
だから、カタチを真似て練習するんだよ
先週の「基本立真型」で、「主枝」と呼ぶ三本の柱でカタチを作ったのだけど
その角度にびっくりした人もいるかな
写真だと角度ってちょっと分かりにくいので、
今日は角度をカエルことで見え方がどう違うのか、キクを使ってみてみよう
一本目の「真(しん)」は手前に15度
ふむふむ・・・
二本目の「副(そえ)」は手前に45度
おや、キクの花がまん丸になってよく見えるようになったね
三本目の「控(ひかえ)」は手前に75度
これはかなりキクの花が目立つね
花が目立つ代わりに茎はあまり見えなくなったよ
どうだい?角度によってずいぶん印象も変わったでしょ
この三本をあわせて、ちょっと左右に開くようにすると・・・
「基本立真型」の骨格ができあがったよ
三本のキクが表情豊かに感じないかい
横から見るとこんな感じだよ
最後に「従枝」をいれてみよう
「従枝」は「控」に使った黄色のキクをさらに短くして隙間にいれて・・・
あれ・・ちょっと黄色の印象が強すぎるね・・・
でも、カタチとしてはこういうことだよ
こんな風に、角度や向きをカエルとどう変わるかを学ぶのが花型なんだ
いやぁ~、いけばなっておもしろいね~
-----
COMMENT:
AUTHOR: 銀爺
DATE: 2013/01/24 12:00:37 AM
はい、先生! びっくりしました。
こうして現物を見せていただくと大胆な角度で
花の見え方が全く変わるということがよく分かります。
しかし、全くの弩素人なものですから知らなかったのですが
生け花にも型ってあるんですねえ。
武道の型なら知ってたのですが・・
-----
COMMENT:
AUTHOR: bunko
DATE: 2013/01/23 11:22:08 PM
こんばんは
少しずつなのでとてもわかりやすくて、嬉しく思っています。
覚えたつもりでも忘れるので、きょうはメモしました。
ご教示、ありがとうございました
-----
COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2013/01/24 01:06:37 AM
< bunkoさん、こんばんは
メモまでしていただいて、ありがとうございます
お役に立てましたでしょうか
またbunkoさんのいけばなも見たいなぁ~
-----
COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2013/01/24 01:13:03 AM
< 銀爺さん、こんばんは
ブドウの・・・じゃなくて、なるほど武道
武道も型を真似して勉強しますよね~
いけばなにも型あるのですよ
古い流派だと、特に・・・・
展覧会だとその型をお披露目するのも大切らしく
同じ型のいけばながたくさん並ぶ・・なんてこともあるみたいです
草月では型は練習の時だけなのですが
型を学ぶと自然にいろんなことが分かるようになるのですよー
-----
COMMENT:
AUTHOR: Ben2
DATE: 2013/01/24 05:57:18 AM
修行蛙さん、おはようございます。
なるほどなるほど…単体で横から見ると変な感じですが、正面から見ると、花を真上から見たのと同じになりますね(^-^)/。
従枝が入ると、確かに土台がボリューム出て安定して見えますね。
また近所のお茶屋さん覗いてみます~。
そうそう、会社に行く途中の商店街でもショーウィンドに花を置いてる店を見つけましたよ。こちらも楽しみです。
最近はカエルさん探しだけでなく、お花も…ブログのウイルスですかねぇ…σ(^_^;)。
-----
COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2013/01/24 12:51:42 PM
< Ben2さん、こんにちは
お花って結構あちこちに飾ってあるのに
そこにあることに気づく人は少ない・・・ということはよくありますね
そのくらい周囲に自然な感じで溶けこんでるのかもしれませんが・・・
ウィルスではなくて、Ben2さんがいろんなことに気づける人だからだと思います
あぁ、そうか・・と感心してもその場限り、という方も多いと思いますよ
いろんなことに興味を持てるBen2さんは本当に素晴らしいと思います
0 件のコメント:
コメントを投稿