(15)塊を意識してみよう
いけばなは、線、色、塊に注意をしよう
線は、植物の持つ茎や枝などだね
色は花材の色と、花器の色とあるね
塊はあじさいのように元々の塊になっているもの、花や葉、枝を集めて作る塊もあるよ
その線、色、塊のうち、今日は塊に注意してみようか
花を集めて塊のようにするって言うと、小さめのフラワーアレンジメントやブーケみたいだねぇ
でも、いけばなの場合、それとはちょっと違うかなぁ
何が違うかと言えば、いけばなは空間をいけるって点かな
じゃあ、実践してみよう
小鉢に好きな花を用意してっ
わたしは、ストック、フリージアを準備したよ
ストックはひとつの花がティッシュを丸めたみたい
すでに塊のようだね
でも今日は小さくいけるので、花と花の間の茎の長さがちょっと気になるな
もう少し小さくして花と花の間を詰めたいので、途中で切ろうか
切った後、水に浸ってしまいそうな位置にある花も、残念だけど切るよ
さぁ、これらを小鉢に花と花の隙間を埋めるようにいれるよ
このとき、小鉢の端っこをすこし空けておくのがポイントだよ
この余白が大切なんだよ
ぎっしり花で埋めると、花で作られたカタチだけ
でも、ちょっと端っこを空けて、小鉢の縁を見せると、小鉢の存在(器の形、深さ)、水の存在が加わるよ
これが作品の奥行きとなるんだねぇ
それに隙間があると、水がちゃんと足りているか確認できるし、隙間から水を足すのも簡単、便利でしょ
さぁ、これで出来上がり・・・じゃないよ
今日はもう一工夫
塊と空間の関係を意識してみよう
ここで大皿を出してきて、好きなところに花をいれた小鉢を置いてみよう
できればど真ん中は避けようね
小さな花だったのに、余白ができたことで大きな作品になったでしょ
お料理の盛り付けみたいだねぇ
次回は、色を意識してみよう
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COMMENT:
AUTHOR: ターコイズブルー
DATE: 2012/01/23 10:52:04 PM
こんばんは。
いつも勉強になります。
空間を生かすのはいけばなに限らず、芸術全般に
言えるかもしれませんね。
私も写真を撮る時はメインのものだけでなく
色なり背景なり形なりをフレームの全体で
考えるようになりました。
といってもここ数年のことで、考えてるほど
うまく撮れるものではありませんが。
南房総ではぼちぼちストックも咲いているでしょうか。
写真からはひんやりした空気感が伝わってきますが、
良い香りも伝わればいいのにと思います。
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COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2012/01/24 12:39:39 AM
>ターコイズブルーさん、こんばんは
ターコイズブルーさんの写真、ぐっと迫ってくるものがありますよ
構図とかいろいろ考えて撮ってらっしゃるのがよく分かります。
いけばなの先生方には、いけばな作品だけではなく、
絵とか写真とかいろいろ見て勉強するように言われます。
共通するものはたくさんありますよね。
ターコイズブルーさんのお写真でわたしも勉強させていただいてます
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COMMENT:
AUTHOR: ママ先生
DATE: 2012/01/24 12:39:17 AM
は~い 先生の説明とってもよくわかりました
でも 人にブログで伝えるのって難しいですよね。
どこで写真撮るかも 難しくって。でもほんとによくわかりました
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COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2012/01/24 12:44:38 AM
>ママ先生さん、こんばんは
ありがとうございます
ブログで説明するの難しいですね。
その分、いろいろ工夫して、とても良い勉強になります。
これからもがんばりまーす
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